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国際交流委員会報告(2005年1月24日) |
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| 1. 第11回および第12回世界農村社会学(IRSA)会議について | ||
2004年7月25〜30日にノルウェー中部の古都トロンヘイム(Trondheim)において、第11回世界農村社会学会議が開催された。今回は、参加国数57ヵ国、参加者数567名、うち日本人の参加者は村研会員を中心に25名であった。今会議では「Globalisation, Risks and Resistance in Rural Economies and Societies]のテーマの下に、グローバル化の進展による農業と農村社会の変化とそれへの対策が共通の課題とされた。発表報告は、基調報告、パネル報告、分科会報告等を併せて557報告で、うち日本人にる発表は、分科会での13報告であった(うち2報告は外国在住の日本人による)。 今回、新しく2004〜08年の執行部役員が選ばれ、会長にアメリカのAlessandro Bonanno氏(テキサス州のサム・ハウストン州立大学)、事務局長にDavid Hansen氏(オハイオ州立大学)が就任した。また、世界の5地域(アジア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア・オセアニア)の農村社会学会議からそれぞれ3名ずつの理事が就任した。そのうち、アジア農村社会学会議ARSAからは、去る3月にインドネシアで開催されたARSA会議で合意されたにタイ、韓国、日本からの3名、すなわちタイからは新しくARSA会長になったスリチャイ氏、韓国からは女性のOakla CHO氏、そして日本からは黒柳が就任した。また、次期韓国大会のプログラムチェアに河村能夫会員が選ばれ、韓国のローカルアレンジメントチェアに選ばれたKi-Whan Chung氏とともに理事会メンバーとして就任した。 また、第12回IRSA会議は、2008年7月初めに韓国で開催されることが正式に決定された。上記のように、プログラムチェアに本学会から推薦した河村能夫会員が選ばれ、今後、村研会員も韓国大会に協力するよう求められるかと思う。 なお、今回からARSAはIRSAの地域組織として、今後4年間の分担金100ドルの拠出を求められた。ARSAのスリチャイ会長、韓国農村社会学会長と相談し、日本が40ドル、韓国が30ドル、そしてその他の国々が30ドルを分担して負担することで合意し、すでに上記会議期間中に100ドルの支払いを済ませた。なお、ARSAからIRSAへ支払う分担金のうち、日本に割り当てられた分担金の負担については、当面はARSA実行委員会の寄附で設置されたARSA特別基金から支出することが村研理事会で承認された。 会議期間中に新旧理事による理事会が都合4回開かれ、規則の改正、運用規則の改正、今大会の総括、次期大会の件など多くのことが審議された。韓国大会の次の2012年はアフリカでの開催希望が示され、同地域の理事からも前向きの意向が示された。同会議中に発足した2008年までの新執行部役員、理事、会則や内規、理事会記録、過去の開催記録等々はIRSAホームページ(http://www.irsa-world.org/)を見ていただきたい。なお、同ホームページは、村研のホームページからリンクできるようになっている。(文責 黒柳晴夫) |
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| 2. 第12回世界農村社会学会議の準備案内について | |
2008年世界農村社会学会議議長 河村能夫 国際交流委員会委員長 黒柳晴夫 |
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国際農村社会学会 (IRSA) の第12回世界農村社会学会議(World Congress of Rural Sociology)が、2008年韓国ソウルで開催されます。アジアで世界農村社会学会議が開かれるのはフィリピンでの第六回大会以来のことです。また確定状況にはなっていませんが、その前年の2007年には第3回アジア農村社会学会が中国北京で開催される予定となっています。 これを機会に日本村落研究学会の会員(特に若手の会員)が国際学会で活躍するプラットフォームづくりをしていきたいと思います。そのために、2つの仕掛けを作りたいと思います。その一つは、世界会議でのテーマ設定や運営等に関しての意見交換の場の形成(具体的には、Eメールのメーリングリスト形成など)、その二は、英語による研究会の形成です。研究会の運営は下記のようなことを考えています。世界会議参加を予定しておられる会員はもとより、この機会に英語によるプレゼンテーション能力を向上させようと思われる会員、世界会議に関心のある会員はふるって参加していただければと思います。 |
| (1) | 名称:「村研世界会議準備」研究会(未定) | |
| (2) | 設置期間:2005年4月ごろより2008年6月まで | |
| (3) | 開催場所:未定(東京圏、中京圏または関西圏を考えています) | |
| (4) | 研究会開催頻度:年4回程度(5月、7月、9月、12月) | |
| (5) | 事務局:龍谷大学経済学部河村能夫研究室 TEL/FAX: 075-645-8421 Email: kawamura@econ.ryukoku.ac.jp |
| まず手始めにメーリングリストの構築からはじめたいと思います。世界会議でのテーマ設定や運営等に関してのみならず、英語による研究会に関心のある方は、河村に参加意向を示すメールを2月20日までに送付していただきたく思います。 尚、第12回世界農村社会学会議(World Congress of Rural Sociology)の概要は以下の通りです。 |
| 共通テーマ | : | Envisioning Prosperous Rural Future in Globalizing World:Community Initiatives and Empowerment | |
| 主催組織 | : | 韓国農村社会学会(Korean Rural Sociological Society) 韓国農村経済研究所(Korean Rural Economic Institute) |
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| 予定日程 | : | 2008年6月23日〜28日 | |
| 議長集団 | : | Program Chair: Mr. Yoshio Kawamura(Japan) Program Co-chair: Mr. Ji-Woong Cheong (Korea) Deputy Program Chair: Mr. Raymond A. Jussaume, Jr.(U.S.A.) Local Arrangement Chair: Mr. Ki-Whan Chung(Korea) Web-site: http://www.irsa-world.org/ |
| 3. 第2回および第3回アジア農村社会学(ARSA)会議について | |
SARSのために延期されていた第2回ARSA会議が、2004年3月26日(金)〜28日(日)にインドネシア・ロンボク島の国立マタラム大学をホストに同島内のジャヤカルタホテルを会場に開催された。参加者は、IRSAから会長、事務局長、理事の3名、インドネシア62名、日本10名(うち3名はJICAから)、韓国4名、タイ2名、中国2名、フィリピン1名、スリランカ1名、パキスタン1名、バングラディッシュ1名、ハンガリー1名の計88名であった。今会議では、共通テーマ"Prospect of Asian Rural Society for the 21st Century"の下に、基調報告、分科会報告等を合わせて59の研究報告が行われた。 会議期間中の27日(土)、夕方に予定されていた総会が、研究報告が長引いたために州知事主催の歓迎パーティー終了後の午後11時から開かれ、時間の関係で(1)2000年7月からの活動報告、(2)次期会長の選出、(3)韓国が2008年のIRSA会議の主催国に立候補する件等について審議された。審議の結果、(1)(3)は提案通り承認され、(2)については次期会長にタイのスリチャイ・ワンケーオ氏が選出された。 翌28日、IRSA会長側からの要請で新旧会長、事務局長、韓国およびインドネシアの理事等が出席して朝食会が開かれ、今後アジアにおけるIRSAの地域組織として他の地域組織と同様に3名の代表を理事として選出してほしいこと、また正式に地域組織として分担金100ドルを拠出してほしいこと等の要請がなされ、同席の理事の意見も踏まえてスリチャイ会長がこれを受け容れることを伝えた。この問題に加えて、新旧会長がこの日の夕方までに帰国の途に着くことになったため、同日昼に急遽理事会がもたれ、新旧会長、事務局長、韓国、中国、インドネシア、スリランカ等の理事が参加して、(1)新旧会長の引継、(2)次期事務局長、(3)IRSA会議への3名の代表理事選出、(4)次期ARSA会議の開催国、(5)IRSAの分担金等について話し合われた。(3)のIRSAへの代表理事については、ARSAを代表する会長の他に、次期IRSA会議開催国になる予定の韓国、それと今後もARSA発展のために資金的な面も含めて最も協力が期待される日本から出す方向で合意した。(2)については、会長と一体になって事務を司るには会長と同じ国から選出されるのが望ましいと思われるが、これまでの経緯をよく分かっている者が適任との基準で、とりあえず黒柳晴夫会員が引き続いて担当することになった。また、(4)については、途上国が多いARSAでは自国で開催費を賄える参加国は極めて少ないが、今後の ARSAの発展のためにはできるだけ参加国間で順に開催することが望ましいこと、そのためには開催費の支援についてなんらかの配慮が必要であることなどの認識が示された上で、2007年予定の第3回ARSA会議開催国として中国がふさわしいことで合意し、今後会長から中国理事に開催の可能性について打診して貰うことになった。なお、(5)については、これまでは2002年7月に名古屋で開かれた理事会で会費についての一応の合意をみたが、これまで会費を徴収していないため、結局日本と韓国が中心になって負担することの必要性について指摘されたが、時間切れで具体的な結論は示されなかった。 なお、今回のARSA会議開催については、村研有志によるARSA実行委員会が組織され、総額1,325,000円の募金が集められた。このうち合計109万円が、外国理事会員の旅費支援金、会場借用費支援金および大会運営費支援金等としてインドネシア側実行委員会に渡された。この日本円のインドネシアでのドル換算額8,848.23ドルと、インドネシア側が用意した国家教育省高等教育局長からの助成金等による3,067.99ドルの合計11,916.22ドルが会議開催費として使われた。日本側からの費用支援額が会議費総額の74.25%を占めていることからも分かるように、第2回ARSA会議は村研有志によるARSA実行委員会の寄附があってこそ実現したものであり、あらためて寄附を寄せていただいた有志の会員に感謝申し上げます(文責 黒柳晴夫)。 |
| 4. ARSA特別基金の設置について | |
第52回村研大会期間中にARSA実行委員会が開催され、前号通信で紹介した同実行委員会が集めたARSA会議開催支援寄附金の残額の取扱い等について話し合われた結果、下記のことが承認された。 |
| (1) | 寄付金の残金の中からIRSAからARSAへ支払いを求められた2004〜2008年の分担金100ドルのうち日本が分担することになった40ドルを負担し、その残りを日本村落研究学会にARSA特別基金として寄付する。ただし、この基金は、今後当分の間ARSAから日本側へ求められる分担金の支払い等に充てるものとする。 |
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| (2) | ARSA実行委員会の寄附によって第2回ARSA会議を成功裏のうちに終了することができ、当委員会の使命を充分果たすことができたので、日本村落研究学会が上記(1)のARSA特別基金の受け入れを受諾するのを待って当委員会を解散する。 |
以上の経緯を経て、去る1月8日に開催された村研理事会において、ARSA実行委員会から上記(1)の申し出があり、同理事会は同委員会の申し出の主旨のとおりに特別基金を設置することを承認した。(文責 黒柳晴夫) |
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